進学塾ism

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講師ブログ

高校で英語を担当している磯和です。
新緑が増す心地よい季節になりました。
先日、NHKの連続テレビ小説「マッサン」のヒロイン・エリー役を演じた
シャーロット・ケイト・フォックスさんの新聞記事に目が留まりました。彼女は、
一昨年の秋、インターネットで「マッサン」のオーディションを見つけて応募し、
521人の中からヒロイン役に選ばれました。彼女は日本語が全く分からず、
台本にローマ字読みのアルファベッドをつづって膨大なセリフを覚えたそうです。
その苦労は並大抵のことではなかったはずです。セリフの意味をよく理解し、
想像力を働かせながら、母語ではない日本語で表現する。しかも半年間も続く
長丁場。悪戦苦闘の日々だったことでしょう。実際、「マッサン」を終えた後、
「日本に来る前の私と今の私は別人。勇気、忍耐、常に最善を尽くすことの
大切さを学んだ」と振り返っています。このコメントには新しいことに挑戦する人
に対するメッセージのように思えます。
 新しいことに挑戦するとき目標が達成できるかどうかわからない不安の中
進んでいかなければいけません。そこには勇気と忍耐が必要となります。
勉強であれ、仕事であれ、何かを成し遂げようとする人すべてに当てはまります。
そして、掲げた目標を実現するには日々最善を尽くす。
このことに尽きるのだと思います。
「マッサン」のエリー役を経て、今年シャーロットさんはブロードウェーでの人気
ミュージカル「シカゴ」の主演が決まりました。「俳優なら誰もが立ちたいと願う
究極の場所。夢みたい」と語る一方で、「頭の片隅に悪い子がいて、『お前に
できるわけがない』とささやいてくるの」と不安を率直に明かしています。
しかし、最後には「怖いと思うことでも果敢に挑戦していきたい」と締めくくられて
いました。
休むことなく、前へ前への突き進み続けるシャーロットさん。
その姿に刺激を受け、私も新たな挑戦に向けて一歩歩みだそうと思います。

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