講師ブログ

こんにちは。高校英語担当の磯和です。
今年初めて家庭菜園に取り組みました。初心者でも簡単にできる万願寺とうがらしとプチトマトを育て始めました。肥料も土壌も同じものを与えたのですが、収穫は対照的なものでした。万願寺とうがらしはすくすくと成長し、数多く収穫できたのですが、プチトマトは未だ色づくことなく緑のまま。一つも収穫には至っていません。昨日になってようやく２つの実が黄色に変わりだした程度です。野菜（果物）によって成長の速さは異なるのは当然なのでしょうが、実際育ててみてその違いを実感しました。
収穫の時期に差があるのと同様、学力の伸びも人によってさまざまです。同じ教材・同じ授業・同じ時間勉強しているにも関わらず、学力の伸びは人によって異なります。「同じようなことをやっているのになぜ自分だけが伸びないんだろう・・・」と悩んで、焦っている人はいませんか。真剣に勉強に打ち込んだ結果を短期間で実感できるのでしょうか。大学受験においては否です。ほんの数ヵ月勉強しただけで目を見張る成果は現れません。
学力の伸びは我が家のプチトマトの成長に似ているのだと思います。大きな実はつけるものの、緑の未熟な状態がずっと続き、なかなか完熟の赤色に変わってくれないプチトマト（ひょっとしたら自分の家のトマトだけかも！それならショック！）。学力の伸びもすぐ期待するのは時期尚早だと思います。
大切なことは今自分がすべきことに専念し、日々の努力がすぐ成績に反映されなくても必ず結果がでるものだと自分を信じることです。
この夏しっかり頑張った「実」はある時期までは未熟なままかもしれませんが、収穫を迎える秋には完熟するはずです。
ＩＳＭのみんなの「実」がよいものになるよう僕たちも良き肥料、良き土壌になれるよう励んでいきます。