進学塾ism

お知らせ/コラム

講師ブログ

こんにちは。高校部の薗川です。
北風も少しずつ強くなり、冬の到来ももうすぐですね。
冬の到来とともに、各教育の課程では「入試」を意識しなければならない時期になってきました。
今やっている勉強をうまく結果として残すためには、勉強をして知識を増やすことの他にとても重要なことがあります。それは「自分自身を分析する力」を身につけることです。
自分自身を分析するということを具体的に表現すると、学習の現場では次のような一例が挙げられます。
「何を理解しているのかを理解する」
  問題を解いているとき、そして答え合わせをしているとき、少し考えてみてください。
  この問題は理解できているからできたのか。または直感で答えてたまたま正解だったのか・・
  答えがあっている・間違っているということだけに意識が向いていては、類題に対応することができません。
  特に大学入試においては、一度解いたことのある問題と同じ問題が出るなんてことはまずないのです。
このほかにも、自分自身を客観的にとらえることは学習の面、さらには社会で仕事をしたり、家庭で子育てをしたりする中で非常に重要な役割を果たします。例えば、子供に対して感情的になったとき、「おいおい、ちょっと待って、落ち着いて!」という瞬間、つまりもう一人の自分が自分自身に問いかけると冷静になれるものです。
また、仕事がたまってきてあっという間に時間が過ぎてしまって、「あ!今日も○○ができなかった・・・」と嘆いてしまうとき、もう一人の自分が「時間を見てみよう!優先的にすることは・・・」と提案することで、時間への意識が働き効率的に仕事をすることができます。(簡単なようで難しいんですけどね。。)
このような「気づき」は自分自身で鍛えることができます。
学習面では、学習をしながらや学習が終わった時に、できるだけ自分の頭の中を振り返ることが大切です。
実は復習が必要なのは、これを鍛えるためなのですね。
そして、学習をしながらこれができるようになれば、試験でのうっかりミスや、時間配分のミスをなくすことができます。
上述のように、うまく自己分析をするためには、自分自身を客観的に捉えることが必要です。
自分自身を客観的に捉えるためには、以下の二つのことが有効です。
①考えていることを紙に書き、イメージ化すること。
 (前回の橋本先生のブログ内容でも、算数の問題をイメージ化することの大切さが書かれていましたね)
②人に話すこと。
 (人に話すことによって、問題が整理でき客観的に把握することができます。話すということは、頭の中の整頓作業なのですね。)
私たちは学習のプロセスとしての「コミュニケーション」を大切に考えています。
それは子供たちにとって、自分自身を客観的に捉えるいい機会になるからです。
できるだけ学習の内容・方法について「対話」をして、自分の学習を客観的に捉えて問題を解決しながら、
これからの「入試」に良い結果を残すことができるよう一緒に頑張っていきましょう。

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