進学塾ism

お知らせ/コラム

講師ブログ

こんにちは。高校部の小出です。
桜の開花の知らせが届き始め、日差しも随分と暖かく感じられるようになりましたね。
今年度の大学入試もそろそろ終わりを迎えようとしています。
昨年以来、世の中が急変し、今まで普通にできていたことができなくなってしまいました。
今春から大学に通われることになる皆さんにとっても、大学自体がまだまだオンライン授業が中心のところが多く、
きっと思い描いていた大学生活とはほど遠いものとなるに違いありません。
私自身も次男が4月から大学生となり、県外で一人暮らしを始めます。新生活の準備を楽しそうに進めている息子の姿は嬉しくもあり、心配でもあります。
その息子の高校の卒業式で担任の先生が涙ぐみながら話してくれた言葉を聞いて、驚きました。
「どうか生きてください」
とおっしゃったというのです。
その言葉の背景にはコロナ禍で孤立してしまった若者の自殺の増加があり、先生から生徒たちへの切なる願いだったのだと、私も胸が苦しくなりました。実際、昨年、友人の知人の大学1年生のお子さんが、一人暮らしで孤立してしまい命を絶たれたという話を聞いたばかりでしたので、先生の言葉は、今もずっと胸に刺さったままでいます。
私も、今、その先生とまったく同じ思いです。
今、夢や希望にあふれ、新たなスタートを切ろうとしている皆さんに、こんなことをいうべきではないのでしょうが、
あえて言わせてください。
どうか生きてください。
一人で悩まず、誰かに相談してください。誰かを頼ってください。
卒塾したからといって、皆さんはいつまでも私たち講師の大事な生徒です。私たちはこれからもずっと皆さんの味方です。応援してくれている人がたくさんいることを決して忘れないで下さいね。
最後に、皆さんのそれぞれの夢が叶うことを切に願います。

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