講師ブログ
2010年8月5日
夏の英語学習
暑い日々が続きます。体調管理は大丈夫でしょうか。
高校英語担当の磯和です。
夏休みも半ばに入ってきましたが、日々の学習や宿題は順調に進んでいますか。
なかなか思うようにいかないのが現実ですよね(僕はそうでした)。
英語に関して、高1・2の夏休みに(夏休みから)ぜひ取り組むべきことについて今回は触れたいと思います。
まず高1から
高1の夏休みの英語学習は、大学受験の全体像を見ることで明らかになってきます。一般的に、国公立大学を目指す場合5教科7科目学習することになります。高3になれば、センター試験の対策だけでなく、記述力・応用力が求められる2次試験対策も並行して行っていかなければなりません。従って、センター試験対策をすべて高3にまわすと、思うほど2次試験に充てる時間が取れず、時間的にきつくなります。そこで、センター対策をスムーズに行うには、少なくとも英語、数学は(できれば国語もですが)センターレベルの力を高2のときにつけておかなければなりません。
センター英語はさほど難しくはないのですが、英文量が多いことと、スピーディに問題を処理する力が求められます。ですので、知らない単語が多いと英文が読めず、その分処理能力も落ち、思うほど得点できなくなります。ここで、高1の夏にやるべきテーマがはっきりしてきます。それは語彙力の強化です。文法や解釈はまだ学習していない分野もあり取り組みづらいですが、単語は今からでもやれます。高1の夏から本格的に単語力をつけ始めれば長文読解の基礎固めになります。確かに単語を暗記するのはだれしも避けたいことではありますが、いずれこの3年間のうちにしなければならないことです。高1年の夏から語彙力強化に努めましょう。
次に高2
何よりもまず語彙力を強化していかなければなりません。恐らく多くの生徒がまだ600wordsも覚えていないのではないでしょうか。単語力がないと英文は読めません。単語が分からなければ読むスピードも同時に上がってきません。単語の重要性は認識しているとは思いますが、単語を覚えるという実行が伴わないケースがほとんどです。苦労なくして向上はありえません。ぜひ少しずつ単語を覚える習慣をつけましょう。
単語力のある生徒は継続的に単語を覚えていくと同時に英文解釈に取組みましょう。当然のことですが、単語の意味をただ繋げれば英文の意味内容が分かるようになるわけではありません。文の構造や用法の識別を身につけなければ英語力の向上は望めないのです。記述力を伸ばしていくためにも英文の仕組みを理解する演習を行っていきましょう。
センター英語の対策に乗り出すのもいいでしょう.センター試験の過去問でも模試問でもいいと思います.できれば時間を計って取り組んでみて下さい(英語が苦手であれば時間を意識せずじっくり取り組んでみましょう).センターの単語レベルはどうか,英文量はどうか,時間内に解けるのか、自分の力が見えてくるはずです.夏はセンター試験等の入試問題で自分の力量を知る.そこから2 学期に向けての課題が明確化し,具体的な学習計画が立てられるはずです.高3になるまでにセンターレベルの力があれば,学習計画はかなり無理なく進めることができるはずです.
英語を伸ばすには『アリとキリギリス』(元はキリギリスではなくセミらしいですが、どうでもいいですね)のアリでなければなりません。日々コツコツやっていきましょう。