進学塾ism

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大阪府教育委員会は、高校の日本史の授業で「従軍慰安婦」について
適切な指導をするためとして、独自の補助教材を作成し、生徒に配布す
ることを決めました。「従軍慰安婦に関する補助教材」は、A4判10ペー
ジにわたる冊子で、慰安婦問題に関するこれまでの経緯や日本政府の
見解などが書かれているそうです。
ここで一つ疑問が生まれます。
なぜ歴史を詳しく学ぶという観点において、その題材が「従軍慰安婦」なのか
ということです。そのような題材よりもっと子供たちの興味をひくような、歴史を
さらに知りたくなるような題材はいくらでもあるのです。
例えば、織田信長の付き人の太田牛一が、本能寺の変のことを知りたくて、
信長の死後生き残った侍女にいろんなことを聞いてまとめた「信長公記」のこと
とか、幕末の長州藩を支えた桂小五郎(後の木戸孝允)が、いつも大事から逃げていたにもかかわらず、薩長同盟のときには、藩のために意を決して西郷隆盛と対峙したこととか、歴史には私たちが今本当のことを知ったら、感動することは
無数にあるのです。
「従軍慰安婦」問題は、南京大虐殺などと同じように諸説ある問題です。
また近隣諸国との関係を考えると、デリケートに扱うべき内容です。
実施される授業内容によっては、また新たな軋轢を生む危険性をはらん
でいると言っていいかもしれません。そのようなことを「朝日新聞が
間違った記事を出して、その情報によって子どもたちが歴史認識を間違
っているところを正すため」なんて言うのは、全く理解できません。
文部科学省も、「慰安婦問題に特化した補助教材の作成は聞いたことがな
い。」と話しています。
歴史を学ぶことの意義は何でしょうか!?
私は、歴史は単なる過去の記録というだけではなく、未来に繋がる出来
事だと思います。さまざまな出来事を通して、「今」を知り、「過ち」を
学び、先人たちの心や誇りを理解して、自分の生き方を考えることだと
思います。そしてそれを糧にして自分を知り、将来に活かしていくべきもの
だと思っています。
小中部 柴原

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