進学塾ism

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講師ブログ

高校部の磯和です
10月に入り、ずいぶんと過ごしやすくなり秋を実感します。
高3生にとってこれからほぼ毎週模擬試験が実施され、
一層受験モードに入る時期となりました。
 先月全統第二回マーク模試が返却されました。
受験の前半戦の出来を測る模試ですが、自分が
望むほどの結果を得られた生徒は多くはないと
思います。2年生の秋・冬頃から受験勉強を始めて
いない限り、夏の時点で全ての教科を合格点レベル
まで引き上げることは時間的に厳しいです。
ですが、この夏精一杯取り組んできたにも関わらず
思うような結果を残せなかったことは精神面に大きな
影響を与えているように思えました。
  面談した子どもたちの中には模試結果に落胆し、
焦りからこれから何をどのようにしたらいいのか
よくわからないという声や志望校変更を検討しようか
と不安を口にする子どももいました。子どもたちの
置かれた現状を考えてみれば、精神的に辛くなって
くる理由もよく分かります。国公立大学志望者であれば、
センター試験5教科7科目+2次試験対策、日々の宿題
や課題、そして学校や塾の予習復習などやらなければ
ならないことが山積みで何をどの程度すればいいのか
整理がつかなくなるのです。さらに今の受験生は10数年
前の受験生より理科・社会の負担が重く、このことが
さらに物理的にも精神的にも負荷をかけているように
思えます。
従って、この時期に高3生の子どもたちと面談して
アドバイスする時、あれやこれやと具体的なことを言う
よりも、まずは「これだけを今は集中して取り組めばよし」
と単純化するようにしています。そうすることで精神的な
負荷を和らげ、やるべき優先順位も定まってくるものだと
思います。もちろん「これだけすればよい」というほど
受験勉強は甘いものではないですが、精神的にきつく
なっていくこの時期だからこそモチベーションを下げない
ようにできる限り前向きに学習できるようサポートして
いこうと思います。

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