講師ブログ
2020年1月16日
えーえんとくちから
こんにちは,高校数学担当の森蔭です。
いよいよ今週末の土曜日と日曜日に大学入試センター試験が行われます。高校3年生にとっての決戦の日です。受験生と同じく私も気が引き締まる思いです。
ISM高校部では、昨年の年末に全高校3年生に向けての「大学受験壮行会」を行いました。そこにはISMの卒業生(大学生)も遠方から駆けつけてくれて、皆への応援の言葉を述べてくれました。
言葉をくれた卒業生は全員、受験期に様々なアクシデントに見舞われながらもそれを乗り越えて合格を勝ち取った人たちです。彼らも苦しい思いをしたからこそ、受験をひとりで乗り切ることの厳しさをよく理解しています。自分が一番苦しい時にそばにいてくれた仲間、自分と同じように必死でもがき苦しんでいた仲間を知っているからこそ、あの場所で受験生の皆と同じ時間、同じ空気を共有してくれたのだと思います。
ISMとはそういう場所です。そういう文化が繋がれていく場所なのだと、あのときの皆の顔を見て私は確信しました。
センター試験の当日、また会場で会いましょう。本来ならその時には、「背中を押す」のではなく、「背中をさする」ような言葉をかけるべきなのですが、気持ちが空回りしてしまいそうなので、私の大好きな歌人の3篇の歌に代えて思いを伝えておきます。
えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい
食パンの耳をまんべんなくかじる 祈りとはそういうものだろう
鞄からこぼれて咲いていくものに枯れないおまじないを今日も
皆の思い、皆に関わる全ての人の思いが繋がりますように。