進学塾ism

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講師ブログ

夏休みに入り、あっという間に毎日が過ぎていきます。
夏期講習や部活、旅行や宿題など今の学生は何かと忙しさに追われているように感じます。
そんな中でも自分なりにスケジュールを組んで有意義な夏休みを送って欲しいと思います。
夏休みの最後、間もなく学校が再開される頃になると、多く聞かれるのが
「読書感想文が終わっていない」
という声です。
自分自身が学生だった頃を思い出してみると、確かに読書感想文に苦戦したように思います。
本を決めるのに時間はかかりませんでしたが、その後、本を読んで感想文を完成させるところまでなかなか思うようにいきません。
結局、提出期限の間際になって慌てて書き上げることになり、毎年「来年こそは7月中に書く」なんて思ってみたりしたものです。
しかし、よくよく思い返してみると、読書感想文について「書き方」を教わった記憶がありません。
夏休みになると読書感想文の宿題は当たり前のようにあり、疑問を挟む余地もありませんでしたが、そのせいか誰しもが自己流で書き上げていたのではと思います。
提出した後も、書き方について訂正やアドバイスをもらう機会もありませんでしたし、何より書き方を疑問に思うこともありませんでした。
今では書き方を紹介した本を読んだり、インターネットを使うことで書き方を知ることもできますが、まだまだ子どもたちは「なんとなく」で書いているようです。
ひたすらに感想を箇条書きにしたり、あとがき文を引用したりして、とにかく指定された原稿用紙の枚数を越えることと提出期限に間に合わせることに躍起になっている子どもが多いですね。
かつて私もそうでした。
ただ、今になって読書感想文の意図か分かると、真剣に向かい合ってこなかったことに後悔すら感じます。
まだ読書感想文を書いていないみなさん。
まずは「読書感想文とは」を考えてみてくださいね。
小中部 森田

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