進学塾ism

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講師ブログ

 先日、呪術廻戦の映画を見てきました。
 ストーリーをざっくり言うと、(映画での)主人公が「一人で閉じこもっている、何者でもない自分」から「他人と触れ合い、目的意識を持ち、枷を乗り越えて行く自分」に変わっていくものです。
 映像の美しさもさることながら、King Gnuの曲とストーリーとのマリアージュも相まって、素晴らしい傑作でした。
 あなたが望むなら この胸を射通して 頼りの無い僕もいつか 何者かに成れたなら「逆夢 / King Gnu」
 フランスの哲学者ジャン=ポール・サルトルは「人間は自由という刑に処せられている(英語ではMan is condemned to be free)」と述べました。これは、人間は「何か特定の理由のために」存在しているのではなく、自らその存在理由を「見つけなければならない」という意味です。
[condemn:~を非難する;~に有罪判決を下す;~するように宣告する]
 そして、そのためには「アンガージュマン(英語でengagement)」(ある選択を自ら主体的に行うこと)が必要であると述べています。
[engagement:従事、没頭;関与;婚約]
 映画の主人公は、自ら主体的に行動することで、自分の進むべき道を見つけ出し、見違えるほど成長しました。
 ISMの受験生たちは、今、一日一日の大切さを痛感しながら、「自分たちの選択したそれぞれの道」に向かって日々、「主体的に」努力を続けています。僕たちにできることには限りがありますが、たとえそうであっても、全力で彼ら・彼女らのためにできることはないかを考え、最後まで共に走り続ける覚悟です。
 生きている証刻むの 悴む心震わせて 天秤なんて必要ないの 矛盾に脳を惑わせて「一途 / King Gnu」
                                                                   高校部 斧

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