講師ブログ
2012年2月2日
夢
寒気はまだまだ退きませんが、いかがお過ごしでしょうか。小中部の世古です。
二月は疲れのたまる時期でもありますので、くれぐれもお体を大切になさってください。
さて、突然ですが、「あなたの夢は何ですか?」
医者、獣医、薬剤師、弁護士、教員、保育士、警察官、トリマー、声優etc.
最近子どもたちの夢を聞かせてもらう機会が特に多く、子どもによって夢は本当に様々です。
「夢発見!夢実現!」をモットーにしているismとしては、しっかり子どもたちの夢を把握し、全力で応援していきたいと思っています。
子どもたちとそんな話をしていると、夢について話す人の目は本当に真っ直ぐだと感じます。しかし、中には夢がないという子たちもいます。実は私も「夢はまだありません。」と言っていた一人です。
では、人はどうやって夢を選んでいくのでしょうか。親や身近な人に影響されたり、マスメディアを通じて興味をもったりと様々ですが、それらのほとんどが“大人を見ている”ということです。私たち周りの大人が楽しく働いていることこそが、子どもたちにとっての夢なのです。確かに、私もそうして色々な夢を持ったことを思い出しました。
小学校の先生、花屋さん、キャビンアテンダント、図書館司書、学芸員など。小学生や中学生の頃はまだ自分のことをきちんとわかっていなかったので、非現実的なものまで憧れたものは数多く、きっと忘れてしまったものもたくさんあるでしょう。しかし、恥ずかしながら本気で追い求めた夢はありませんでした。どれも自信がなくて・・・。だから、夢がないのではなく、正確に言えば、言えなかったということです。
それは、中学生のとき、学校の先生に夢は何かと聞かれたので、その頃に憧れていたキャビンアテンダントだと言ったら、その先生は背が足りないし目も悪いから無理だと笑いました。それからは絶対に人に夢を言わないと決めて意地になっていたところもあるのですが、今考えれば、それがなかったら今の自分はないのかもしれないとも思います。
今、子どもたちに夢は何かと問う立場になってみて思うのは、どの子の目も真剣であるのだということ、そして、子どもたちは私たち大人を見ているのだということ。それを決して忘れず、それぞれの夢が見果てぬ夢ではなく、自身の力で叶える希望になるように、自分をきちんと見極めることの必要性をアドバイスしていこうと思います。そして、夢を話してくれた子どもたちも、「夢がない。」と言っていた子どもたちも、皆が一人で悩むことのないように、私も真剣な眼差しをもって子どもたちに向かっていきたいと思います。
「子を知るは賢明なる父なり。」シェークスピア
子どものことをよく見てよく知ることで、子どもたちの夢実現を応援していきたいと思います。