講師ブログ
2025年7月4日
The quick brown fox jumps over the lazy dog
How’s it going? 斧です。
いま、何に本気になっていますか
ろくがつも終わろうとしています
はやくも新学年から3ヶ月です
にんげんの時の流れは人によって異なります
ほんきで何かにとりくまず、
へんかを起こさなければ、
ときは何事もなく過ぎていきます
ちいさいことであっても
りっしん出世とはほど遠くても
ぬるま湯の状態から脱却し
るーるに過剰に縛られることもなく
をのれの理想に向けて行動しよう
たれかを幸せにするため
れきしを研究するため
よのなかをよくするため
わるい人を捕まえるため
かがくを発展させるため
そとの世界を見るため
つまるところ、人は
ねんじた場所があってはじめて
なにものかになることができます
らんだむに、無為に、日々を送っていては
むだに時間だけが過ぎてしまいます
うよきょくせつもあるでしょう
ゐやなことがあったり
のらない気分の日があったり
おうえんが負担になったり
くやしくて涙が出たり
やらなければと気持ちだけが焦ったり
まわりだけ成長していると感じたり
けれど、それが人生です
ふさぎこんでいても、状況は変わりません
こんなんに翻弄されてもいいんです
えんどろーるが流れるまでは終わりではない
てがうてない、と思った時が始まりです
あしたの自分を信じよう
さあ、もう一回と踏み出そう
きっとよくなると信じて
ゆめを叶えるんだと決意し直して
めに見えなくても、成長してる
みんなとくらべるんじゃなく
しぶんの過去と比べよう
ゑたいものは人によって違います
ひたむきに趣味に傾倒するのもいいでしょう
もどることのない掛け替えのない高校生活を、
せいしゅんを、悔いのないように謳歌するのも大切です
すこしだけ最後に言わせてもらえるのなら、
んー、といっぱい勉強もしてください(笑)
いろは歌の解釈はさまざまあるようなので、以下は一例。
色は匂へど 散りぬるを
匂い立つ美しく咲き誇っている花も、やがては散ってしまう。
我が世誰そ 常ならむ
この世に生きる私たちとて、変わらずにいられるものはない。
有為の奥山 今日越えて
この無常の、迷いの現世を今乗り越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず
悟りの世界に至れば、もはや儚い夢を見ることなく、仮想の世界に酔いしれることもない安らかな心境である。
エピローグ
初めは、いろは歌にならってひらがな47文字で重複せずコラムを書こうと思いましたが、断念し、あいうえお作文形式で書くことにしました。
7文字+5文字× 4行といった形式は
思いのほか綺麗で、歌の意味も相まって、さすが約1000年語り継がれているだけあるな、と感じました。
使う文字を固定することで、制約が生まれ、そのときに普段使わない脳の部位が刺激された気がします。うたを書いたことはありませんが、短歌、俳句、歌謡曲でさえも、「制約のもとで生み出されるからこそ、人の心を揺さぶるのだ」ということが少しわかりました。
また、加えて思うことは、悟りの境地に至るのは老人になってからでいいのでは、ということです。物事を高い位置から俯瞰して見ようとするよりはむしろ、現実的な目線で一喜一憂・紆余曲折・トライアンドエラーを繰り返しながら、迷いながらも、自身の成長・他者との共感の幅を広げることに重きを置くことの方が若いうちは重要なのではということです。
タイトルは、パングラム(アルファベット26文字を全て用い、重複をなるべく少なくしたもの)の代表的な例で、キーボードの打ち込みの練習にも使える文字列です。特に意味はありません。要は、いろは歌と同じ位置づけのものですが、文字数が違いもあり、日本語の方が味わい深い作品と言えますね。