進学塾ism

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講師ブログ

近頃、朝晩の冷えに体調を崩す子どもたちが増えてきました。異変を感じたら、放っておかず、我慢せず、早目の治療を!!!
小中部の世古です
先月は小中部で三度目の保護者懇談会を実施し、今回もお忙しい中たくさんの保護者の方にご来校いただきました。ありがとうございました
学校のことやご家庭の様子などを色々と聞かせていただいたのですが、その中で多かった話題が、『子どもが夜中まで起きていて、早く寝ない。』ということです。
夜遅くまで起きて、勉強、テレビ、インターネット、ゲームなど中には部屋の模様替えをしている子もいるようです
言っても聞かないし、大抵は放って先に寝てしまうということでした。
確かに子どもと一緒になって夜更かしをしていたら、こちらの身がもたないのは事実で、私自身も年々夜に弱くなり、睡眠不足が次の日にもたらす影響は想像以上に体にこたえます
しかし、だからと言ってこの状態を放置しておくのはかなり危険です
子どもは放っておいても眠くなれば眠る、という考えは間違いです。子どもは楽しいことをしていると眠気を感じなくなり、いつまでたっても布団に入りません。就寝時刻や起床時刻を守ることは、大人がしなければいけない大事なしつけの一つではないでしょうか。私たち大人の義務として、子どもの睡眠に関する正しい知識を知り、子どもがよい睡眠習慣を身に着ける手助けをしてあげる必要があります。
そこで今回は、睡眠について調べてみました
「子どもは早く寝なければならない」というのには、きちんとした理由があります。
大人にとっての睡眠は身体や脳を休息させることが目的ですが、子供にとっては脳や身体を発達させるという重要な役目があるからです。
小学生の場合、8時間54分が理想の睡眠時間とされているそうです。この時期、睡眠を充分に取らないと脳の発達が遅れたり、ストレスがたまってしまいます。そして登校拒否やひきこもり、アレルギーの原因にもなります。
中学生の場合も、8時間53分と小学生と変わらない睡眠時間が必要とされています。
しかし現実はなかなか厳しく、中学に入ると、多くの子供たちが宿題やテストで夜遅くまで起きてしまいがちです。ですが、夜は脳の働きが良くないので、勉強をするなら朝食を食べて朝早い時間に勉強したほうがずっと効率が良いそうです。それに、この時期は成長期なので、成長ホルモンの分泌がないと発育に影響がでます。
また、睡眠不足だと朝は自分で起きることができず、自主性が育たず、朝食を食べられない日も出てくるでしょう。すると、日中の集中力や思考力が鈍り、学業成績が上がらないということにつながります。そして体温も十分上がらず活動量が少ないため、糖質代謝のパターンが変わってエネルギーをためやすい体になり、太ってしまいます。
すると、家の中での遊びを好むようになり、テレビやゲーム、インターネットを夜まで続け、光の影響により眠気が減り、結果的に夜更かしをするという悪循環に落ち込みますそうなる前に、生活習慣を改善しなければなりません。
健康的な眠りを手に入れるためには、とにかくダラダラしない
食べたものがある程度消化されないとグッスリ眠れないし、お風呂に入った直後で体温が高いときにも、寝つきがよくありません。親の都合より子どもの生体リズムを優先して、食事は寝床につく1~2時間くらい前に終わり、お風呂には就寝の1時間くらい前に入りましょう。そして、寝床につく前の1時間は、眠る準備として少しずつ心を落ち着けていきましょう。テレビやゲームの画面が発するチカチカした光は、脳を興奮させて眠気を減らしてしまいます。
朝目覚めて明るい光を浴びてから14~16時間たつと、脳の松果体というところから睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンが分泌され、その量は周りの明るさによって増えたり減ったりするそうです。そして分泌後2時間くらいたつと、眠気が強くなります。
毎日のちょっとしたことも計画的に行動することが必要だということですね
すぐに改善するのは難しいとしても、「うちの子供は必要な睡眠時間が取れていないわ~」という方がいらっしゃったら、まずは30分早く寝かせるようにしてはどうでしょうかそして1~2週間様子をみて就寝習慣が定着したら、さらに30分早めるようにすれば、無理なく睡眠時間を確保することができると思います
ただ、ISMの授業がある日の寝不足についてはお許しください
とにかく、健康的な毎日が学力を上げる思うように学力が伸びないと悩んでいる人たち原因はもしかしたら生活習慣にあるかもしれませんよ

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