講師ブログ
2013年11月19日
寝る子は育つ
こんにちは。小学校低学年担当の橋本です。
最近寒さが一段と増し、朝布団から出るのが億劫になる季節が近づいてきましたね。
イズムでは11月の全国模試も終わり、結果が気になっている頃だと思います。
毎日新聞の記事の中の「からだ百科」に次のような興味深いものがありました。
「子どもの知能を上げるにはどうしたらよいか?
(1)経験を豊富につませる。(2)自分で考えて体験させる。(3)友達とよく遊ばせる。(4)本などの知的な道具を与える。」と、いうことです。
(1)(2)(4)は言うまでもなく大切なことですが、(3)にあるように子どもを伸ばすには“机に向かう勉強”だけが勉強ではないということ。
特に小学校低学年から中学年のころにしっかりと(3)ができている子は生活面や勉強麺においてもあまり問題を起こさないそうです。友達と遊ぶと言うことは、ただ単に遊んでいるのでなく、遊びの中から友達と関わりあう中で人間の付き合い方を学んでいると思えるのです。それは、親や先生などの大人が教えることのできないものです。「よく遊び、よく学べ」とありますが勉強だけでなく、しっかり遊ばせてあげる時間を子どもに与えてあげることも必要だと感じています。
小さいうちから勉強漬けの日々を送っている子を見かけると、そんな子ほど『効率』の面で心配になりますが、調べてみると、夜更かししている子どもほど、注意力に問題があり、成績が悪いという結果がでているそうです。ほどよく寝ている子どもたちの方が良い成績をとっている。高得点の子ほど徹夜して勉強していると思いがちですが・・・ちゃんと睡眠をとった方が勉強の『効率』はよくなるんです。
それはなぜか。夜、明るい環境にいると、生体時計のズレが広がり、さらに、“メラトニン”の分泌が抑えられてしまう。メラトニンは脳内ホルモンの一種で『子どもたちはメラトニンシャワーを浴びて成長する』などと言われるのですが、夜の光を浴びると、この大事なホルモンが減ってしまうそうです。夜の光が脳にもたらす影響って怖いですね。
子どもは小さいときから一日の生活のリズムを習得し、またそれを大人がサポートし誘導してあげることがとても大切であると思うです。
「よく遊び、よく学び+よく寝る」
このように遊ぶにしても、勉強するにしてもメリハリをつけたリズムが何より子どもの学力向上への近道だと思う今日この頃です。