講師ブログ
2014年5月8日
始まりの春
新年度最初の行事、入試結果報告会が4/26に行われました。
保護者の方のみならず生徒の皆さんもご参加いただき誠にありがとうございました。
生徒バージョンと題しまして、5/17生徒対象に入試勉強会を開催予定です。
昨年度の報告会では、かなりの緊張もあってうまく伝えられない部分もありました。今回は冷静に、練習通り伝えることができたと思います。教科別傾向と対策では、国語担当の大川からデータ分析が飛び出したり、英語担当の坂本はリスニングを実際に流すという試みにチャレンジしていました。やはり、新しいことにチャレンジすると生き生きとした内容になります。私もまだまだ、今の形を打破していかないといけないなと思いました。
あるテレビ番組で安藤忠雄さんという建築家が自身の出世作の「長屋」をつくった経緯をお話していました。建築家は効率だけを求めてはいけない、芸術的であるべきだとおっしゃっていました。
この間、嬉野にある超がつくほど人気のラーメン屋に行ってきました。
11時開始なのですが10時半には20人くらい並んでいました。食べ始めたのは12時が回るころでした。店にはスープのだしの匂いが立ち込めています。はっきり言っておしゃれな香りではないのですが、とにかく匂いが立ち込めている。少々臭いぐらいです。
当然スープにも独特のにおいが残っている。
私が今まで食べたラーメンの中で最も匂いがあるラーメンです。
ラーメン屋に並んでいるとき、結果報告会の内容や授業について考えさせられました。それほど情熱が伝わってくるラーメン屋です。味のことははっきり言ってよくわかりませんが、「魂」はどの分野でも伝わるものがあります。
安藤氏やラーメン屋の店主にはいわゆる、ラーメン道や建築道のような道を感じる。
この道が彼らの発している独特の匂いになっているのだと思います。
私に足りないものを彼らは放っているのだと思いました。
強烈に。
昨年度は伊勢高校や津高校、松阪高校と100パーセント合格を果たせましたが、全員第一志望合格は達成しておりません。目標達成のためには、私自身の教務力、指導力、人間力等足りないものを多々感じます。
私に足りないものは塾道にかける思い、そこから発せられる「匂い」のようなものかもしれません。
今年度の目標はプレーンな塾講師からの脱皮をすることです。
小中部 校長 東