講師ブログ
2014年9月15日
最近思ったことです。
塾講師のメインは授業です。
授業の準備はとても大切なお仕事であります。
予習の段階では予期していなかったような質問が授業中に投げかけられることがあります。
理科の疑問は気持ちようによっては、現代科学の最先端まで広がることもあります。
STAP細胞やヒッグス粒子。私も日々情報があれば閲覧したり、考えたりして大体こんな感じかなという枠はつかんでいるつもりです。説明を求められたら、理論が提唱された経緯や実験方法を共有していないと議論することは難しいと思います。
しかも、一塾講師でとてもとても研究者の内容についていくことは現実問題厳しいと思います。
疑問に正解を出すことは「最上」だと思います。
正解だと思っていても実はもっと正しい解釈があるかもれない。
それでも、その時点では正解だと思っているのでそれも良しです。
答えを出す、正解を出すというのはその人のレベルによってとらえ方が大きく異なります。
積分計算ができるだけで、積分がわかったという場合もあります。
分数の割り算がどうして逆数の積なのか真剣に悩む人もいます。
1たす1が本当に2なのか議論している優秀な数学者もいると思います。想像ですが。
ですから、答えがわかってもさらに上のレベルの理解はあるし、わからなくても現時点では解答を一生懸命暗記することなどは可能なわけです。
勉強で大切なことはその生徒のペースに合わせることですが、100%のマッチはあり得ません。やはり発信する側もハンドルの遊びを持ち、受け取る側も最悪、書き取って覚える位の根性も必要だと思います。
ですから今できることをしっかり考えて行動することや当たり前のことがとても大切だと身にしみます。
今できることを一生懸命やる。
これをこの夏実践できた三重高校野球部。
彼らは一生懸命できることをやれば不可能はないということを教えてくれました。
中3生のみなさんも可能性を信じて「今できること」をがんばりましょう。
When in Doubt,Paddle Out! 小中 理系 東