講師ブログ
2019年3月16日
「結果」より「過程」
3月18日(月)には県立高校の合格発表があります。
15歳にて初めての入学試験。
結果はともかく、ひとつの目標に向けここまで頑張ってこられた自分を褒めて
やってください。
自分の人生を切り拓くにあたり、この先もいくつもの試練が待ち構えています。
高校受験は、その登竜門みたいなものでしょうか。
試練をむかえる度に、ひとは一層考え、強くなっていきます。
試練をとおして、努力は「結果」より「過程」のほうが重要だとわかるでしょう。
そこに費やした貴重な時間が今後の自己形成の礎をつくる大切なものとなります。
人生いつも順風満帆であることは稀で、むしろ上手くいかない時のほうが多い
ものです。
「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。 やがて大きな花が咲く。」
これは女子マラソン選手で金メダリストのQちゃんこと高橋尚子さんが高校時代
の恩師である中澤正仁さんに送られた言葉です。
彼女は結果がなかなか出ないときも、この言葉の意味をしっかり胸に刻み、練
習に打ち込んだそうです。
「誰もが何をやっても上手くいかないときがある。悲しみや苦しみで心を擦り減
らすのではなく、今は花が咲く時期ではないと心を切りかえることが大切なこと
である。そういうときこそ、基本に戻り、しっかり体力能力を身につけ、地道に
努力を継続していれば、いつしかその努力が報われ、大きな花を咲かすこと
ができる」という旨の言葉です。
今回の合格発表で結果がどう転ぼうが、君達が向き合ってきた目標への努力
で、君達の長い人生において無駄なものは一切ないということです。この先も、
いつもそのことを胸に、引き続き努力を継続できたら、いつかきっと大きな花を
咲かせることができると私は信じています。
ずっと見守り、応援していきます。
小中部 坂本