講師ブログ
2020年8月22日
なぜ勉強するのか?
小中部の朝比奈です。
コロナの渦中で多くの人が財政的な危機を感じているようです。
そんな中、「有形資産」と「無形資産」という概念を学びました。
「有形資産」とは現金や株式や不動産などのことで、数値化しやすく、
社会の状況によって大きく変動する可能性があるものです。
一方、「無形資産」とは数値化しにくい見えない力のようなもので、
例えば「人とのつながり」「信頼」「思いやり」「考える力」などのことを言います。
学歴や(国家)資格も無形資産と言えるでしょう。
これらは社会の状況にあまり左右されず、
むしろ社会や人々に影響を与えられる力ともいえるかも知れません。
さて、先生や生徒によって、勉強をする理由は様々だと思いますが、
上記の概念を知った時に、私の中で勉強する意義が明確になりました。
それは、「無形資産を築くため」です。
上下3段から成るピラミッドを想像してみて下さい。
一番下が「無形資産」で、2段目が「有形資産」、
そして、1番上が「幸せ」です。
無形資産も有形資産もなければ、幸せを築くことは難しいでしょう。
宝くじなどが当たって、仮に有形資産だけを得たとしても、
無形資産がしっかりしていなければいずれなくなってしまったり、
もしかすると争いの原因になってしまうかも知れません。
ところが、無形資産がしっかりしていれば、
災害に遭ってボロボロの状態になったとしても、
また有形資産と幸せを築くことができます。
こうした状態になれるよう、子供たちを育てたい。
それが私の中での教育観です。
勉強を通じて、「考える力」を身につけて欲しい。
勉強を通じて、「結果を出すための習慣」を身に着けて欲しい。
勉強を通じて、「自信」を身に着けて欲しい。
などなど・・・。
短い授業の中でできることには限界があることはわかっていますが、
可能な限り、将来の役に立つものをプレゼントしたい。
そんな気持ちで、これからも誠意努力して参りますので、
これからもどうぞよろしくお願いします。