進学塾ism

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講師ブログ

こんにちは、高校部の数学担当角谷です。6月に入った途端に記録的な大雨があったり、かと思えば真夏のような日中の暑さの日もあったりとなかなか不安定な毎日が続きますが、皆様体調などお変わりありませんでしょうか。

さて、6月といいますと梅雨の時期であったり高校生にとっては早くも1学期の期末テストが月末にあったりと、あまり晴れやかな気分で迎えるものではない月のイメージがありますが、実は自分にとってはこの6月は本当に待ち遠しく、今か今かと指折り数えていたほどでした。

それはなぜか。もちろん、今年は伊勢の夏の風物詩たる『高柳の夜店』が実に4年振りに開催されるからです!本当に伊勢市民としてこれほど嬉しいことはないです!

伊勢の夜店といえば自分にとっては「夏には当たり前にあるもの」という認識で、子どもの頃から幾度となく足を運んだ場所でもあります。中学1年の時にダイコクヤのゲーム大会があり、結果は準優勝でしたが嬉しさより悔しさが勝って涙を流したこと、大学生の時によさこいサークルで演舞をしたのを身体の悪い祖母が無理をして観に来てくれてまた涙を流したこと、今でもたくさんの思い出がよみがえってきます。

そして今年もいつ夜店に行けるタイミングがあるだろうとスケジュール帳をなぞりながら「イチ・ロク・サン・パチ・・・・イチ・ロク・サン・パチ・・・」と唱えていてふと思い出したんですが、この『イチロクサンパチ』という言葉。伊勢市民ならおそらく誰でも意味がわかるものだと思いますし、自分などはその響きだけでテンションが上がってしまうほどなんですが、他地域の方には意外とこの言葉の意味が通じないそうですね。「伊勢の夜店は1と6と3と8のつく日(と毎週土曜日)だよ。」と先日松阪生まれ松阪育ちの友人に話したら初めて知ったと返され驚きました。今なら分かりますが、小さい頃は夜店というものは全国どこでも同じようにやっていて、皆が『イチロクサンパチ』を楽しみにしていると思っていましたので、いやはや自分の周りの「当たり前にあるもの」がいかに当たり前ではなかったかということを思い知り、それでまた伊勢の夜店は特別なものなんだと感じることも出来、改めて嬉しく思うこともできました。自分の日常の中で「当たり前」になってしまっているものは、たまに改めて見返すことをしないと、そこにそれがあるありがたさに気付けないものですね。

というわけで、今年は4年振りの高柳の夜店が開催中ですので、皆様もぜひぜひ足を運んでいただいて伊勢の夜店を盛り上げていただければと思います。そしてもし僕を見かけられましたらお気軽に声をかけてください。左手でヨーヨーをつきながら右手にベビーカステラを2袋(今食べる用と家でゆっくり食べる用)抱えている男がいたらおそらく僕だと思いますので。

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