講師ブログ

初めまして。４月からISM高校部で河合塾マナビスのアドバイザーとして、高校生の皆さんのお手伝いをしている西井です。

４月からあっという間に３カ月が経ちましたが、まだまだ不慣れなことが多く、ご迷惑をかけていますが、日々精進して参りますので、今後ともよろしくお願いします。

３カ月間、ISMの高校生の皆さんと過ごしてきて、遠足や体育祭などの学校行事、クラブ活動、課題の締め切り、中間試験、模擬試験など、息つく暇もないくらい毎日忙しく活動しているなあと感じています。学校での活動後、マナビスの受講、ライブ授業や自習に来校し、体力的にも精神的にもヘトヘトだろうと思います。それでも、皆さんはISMに来校して、友人や講師と挨拶を交わしているうちに勉強に向かう姿勢に切り替わっていきます。そんな皆さんを見ていると、自然と一人ひとりに“頑張れ”とエールを送りたい気持ちになります。

私は、今年の３月まで公立学校に勤務し、生徒の様々な支援（学習支援、身体介助の支援、相談業務など）をしてきました。子ども達は、教室でみせる顔、親にみせる顔、友人にみせる顔と様々な顔をつくりながら過ごしています。先生、親、友人に話せないこと、ただ聞いて欲しい気持ちに寄り添ってあげるだけで、自分の気持ちを言語化し、言語化することで整理されていき、何にもやもやしていたかが明確になっていくようでした。「傾聴する」ことの大切さを実感しています。人の話を最後まで聴くことは、簡単そうで難しく、ついつい自分の意見を途中で挟みがちです。流ちょうに話せる人ばかりではなく、ぽつりぽつりと話し始める人もいます。聴く側が、｢あなたの話を聴くよ。｣「話してくれるのを待ってるよ。」という姿勢で待つことも大切でした。

ISMの生徒の皆さんも、これから、もやもやした気持ち、焦り、緊張・・・色々な感情が芽生えてくるかもしれません。そんな時、誰かに話すことで少し心が軽くなると思います。私たちがその誰かのひとりになれたなら、幸いです。どんな小さいことでも、話しに来てくださいね。

高校部　西井　美佳