講師ブログ
2008年10月23日
本のソムリエという仕事
先日、情熱大陸という番組で「本のソムリエ」という人が紹介されていました。
その人の名前は忘れましたが・・・病院やら結婚式場やらいろんなところにある本棚の陳列を考える職業みたいです。扱う本はすべて自分が読んだものだそうです。その人は、プライベートで毎日一冊読んでいるそうです。それだけでもすごい読書量だと思います。
保護者懇談会でよく本を読んでいないから、国語が弱いんですかね?という質問をされます。読書に興味があるならすればいいし、ないのなら無理はしない方がいいというのが僕の考えです。ただ、読書をしている子としていない子では多少なりとも国語力の差はでてくるはずです。いかにして本に興味を持ってもらうかといのは、われわれ大人の課題かもしれません。
今の日本人の子どもたちの読解力は世界的に見ても劣っているわけではないそうです。しかし、それを支えているのは漫画を読む習慣があるからだそうです。
僕が本に興味を持ったのは小6のときでした。国語の物語で「大造じいさんとがん」という話が面白かったので、母に話したら同じ作者の本を買ってきてくれました。動物が沢山登場するのですごくハマッたことを覚えています。
その後、中学、高校とパタリと本を読まなくなりました。名古屋で浪人していたときに、友人の一人が本屋に誘ってくれました。いかにも読書とはかけ離れたヤツだったので、「ホンマかいな?」と思いながら着いていきました。当時、名古屋駅の高島屋ができたばかりで、最上階の三省堂という本屋に行きました。そこで友人は、本棚から本を選んで「これこれはこういう話で…」とか話し始めました。お客さんもいっぱいいてかなり恥ずかしかったけど、反面コイツよく本読んでいるなーと感心しました。そのときは結局浅田次郎の「霞町物語」を買いました。それがはじめての小説でした。「すきこそ物の上手なれ」というものでそれからは少しずつ本を読むようになりました。僕にとってその友人はほんのソムリエだったかもしれません。
1週間を乗り切るための三冊を選んで番組は終了でした。
○スヌーピーたちの人生案内 ○就職しないで生きるには ○週間少年ジャンプ!?
の三冊だそうです。僕も早速チェックしてみます。