進学塾ism

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講師ブログ

 4月のはじめ、もう桜は咲き出したかなと思い、家の近所を歩いてみた。そのときはまだ桜もつぼみが多く、風も肌寒く感じた。それから1週間ほど経ち、家から少し離れた桜並木まで歩いた。すると、桜は満開で、空の青と桜のピンクのコントラストがとてもきれいで、温かい日差しの中、たくさんのメジロが楽しそうに飛びまわっていた。
 季節の移り変わりをこんなにダイレクトに感じたのはいつ以来だろう?「歩く」ことで何か忘れていた感覚を思い出したように感じた。
 今は、時間を見つけては「歩く」ことを楽しんでいる。ホトトギスの綺麗な鳴き声や雨上がりの木々の緑の明るさ、かおりたつ花のにおいなど、五感で感じる自然は僕に元気をくれる。
 思い出すと、僕が小中学生のころ、学校までの1kmくらいの道のりをいつも友だちたちとワイワイがやがや騒ぎながら、登下校していた。たった1kmくらい歩くのに1時間以上かかっていたように思う。友だちとの些細なやり取りや自然とのふれあいから、知らず知らずのうちにいろんなものを学んでいたのかも知れない。今の僕から見れば無駄に思うことや遠回りに感じることも、その中からの発見や感動はかけがえのない体験として心に浸透する。
 歩きはじめて僕は、忘れていた時間軸と子どものころの「学ぶ」感覚を少し取り戻したように感じる。これからももっと子どもたちと近い目線で触れ合っていきたい。
みなさんも、新しい自分磨きのために何かに歩きはじめてみてはどうですか? 小中部のまっちゃんでした。

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