進学塾ism

お知らせ/コラム

講師ブログ

こんにちは。
高校部の薗川です。
東海地方の梅雨が明け、夏本番になりました。
毎日暑さ、クーラーの寒さとの戦いです。。。
夏休みが始まる前に、私たちISM高校部は「第一回大学入試セミナー」を開催し、夏を効果的に過ごす勉強法などを提案いたしました。夏は志望校現役合格への「天王山」です。この夏をどう過ごすかが、志望校現役合格の鍵となります。多くの学生は、夏のイメージが出来ている中で、近年よく相談されるのが「大学で何がやりたいのか分からない」という内容です。
高校入試を必死に乗り越え、高校生になると1年生の2学期には文理選択が要求されます。なんとなく文理選択をして、自分は理系だとか文系だとはイメージ出来るのですが、その先=大学選び・学部選びまではなかなか進みません。多くの学生は、中学では高校合格のための勉強をします。中学生にとって高校選びは、大学に行くなら・・とか、高校を出て就職するのなら・・というイメージでしょう。中には具体的なビジョンを持って高校へ進学する人達もいます。「○○になりたい」という夢を持っている人なら、高校進学後の文理選択では簡単に選択が出来るはずです。しかし、大学に行きたいから、または大学に行ったほうがいいから○○高校というイメージで高校進学をすると、高1の2学期にやってくる文理選択は非常に悩むべき問題になるのです。その時に「ある教科が苦手だから~」とか「理系のほうが有利だから~」等の理由で文理選択をする人が近年とても多いのです。
高校生はとても忙しい。学校で勉強をし、塾で勉強をし、家でも(または自習室)学校の課題をし、クラブ活動をし、友だちと遊ぶ。日々やることがいっぱいなのです。毎日、学校と家との往復。夏休みや冬休みでも、クラブや課外授業で学校や家との往復。幼いころと違って、自由な時間が無い気がしますよね。そんなテレビを見る暇もないほど忙しい日常生活の中で、どうやって将来の夢を見つけることが出来るのでしょうか。近年の不況のおかげで、年々現実的になっている子供たち。いざ文理選択、いざ志望校!なんて迫られても「決められない・・・分からない・・・」が本音なのだと思います。
第1回大学入試研究会の中で、立命館大学入試センターの中村陽一氏がお話しされていました「なりたい自分になる」というテーマは非常に大切なことなのです。なりたい自分をまず想像してみて下さい。なんとなく高校を選び、なんとなく文理選択をしてきた人たちにとってはそれが「将来の職業」では無いかもしれません。きれいなキャンパスで、颯爽と歩いている自分。海外留学をしている自分。インターンシップでどこかの企業で働いている自分。なりたい大学生をイメージする。人は想像できなければ創造出来ません。有形のものでも無形のものでも、作る(創る・造る)前にはまず想像する。「○○になりたい」が無ければ「○○のような人になりたい」でも良いのです。また「○○のような大学生になりたい」でも良い。忙しい日常生活の中で、少しでも将来のイメージをもつためには、少しばかり工夫をして情報や刺激を受ける場所に出かけて下さい。そういった行動をし、想像力を働かせ、未来の自分をつくる。なりたい自分になるための選択。こうやって全国幾多もの大学の中から、志望大学を決めていくのです。
話が長くなりましたが、高校生のみなさん。この夏休みは時間の許す限り、いろいろなところに出かけてなりたい自分をイメージして下さい。大学選びに迷っている人は、まずオープンキャンパスに出かけることです。大学だけではなく、その環境、そこにあるお店。それらを直接目で見て、感じて、自分の将来をイメージして下さい。
出来ればそういった行動は高1・高2のうちにしておきたいのですが、志望大学が定まらない高3生は時間を見つけて、単語帳を携えて(!)時間を有効に使いながら、出かけてみて下さい。きっと、何かを見つけ感じることができるはずです。

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