進学塾ism

お知らせ/コラム

講師ブログ

 先週、高校部では高校一年生、二年生の保護者の方との懇談会が行なわれました。塾での子どもたちの様子を伝え、家庭での様子をお聞きしました。高校2年生は、受験まであと一年もない状況。志望校・志望学部の確認、受験科目、教科の確認、来年度の受講講座(ライヴ・マナビス)の確認をさせてもらいました。あとは、本人たちの意識をいかに受験に向け、行動させるかという話ですが、これが一番の課題で・・・
子どもたちと話をすると、「やらなければいけないのは分かっているけど、何をどうやっていいのか分らない」とか、「目の前の課題で精いっぱい。自分で決めた事を継続して行なえない」とか、「薦められた問題集は買ってきたけど、手をつけていない。」など。
行きたい大学があれば、自分でどんどんそこに向かっていこうとするのではないかと思うのですが、現実はそれがなかなかできないようで。子どもたちと話していると、なぜそうなのかが見えてきます。
子どもたちはこれまでたくさんのものを与えられてきて、ただそれをこなしてきた。すべて出された課題を行なうだけで精いっぱいだった。これまではそれでも、そこそこの成績はとれていた。なのに高校になってそれだけでは思うような結果が出てこない。結果が出ないことに不満は感じながらも、だからといってそれ以上に自分で考えてプラスのことをしていない。あるいは、今まで与えられてきたものをやってきたらよかったので、自分では何をすればよいのか分からないということもあるようです。
あるいは与えられすぎて、やりきれずにあきらめてしまった。課題も提出物もしめきりだけを気にして、答えを写して出すだけのことも・・・という子たちもいます。それでは、実力なんてつくはずがありません。
多くの子どもが与えられることに慣れすぎてしまっている気がします。でも待っていてもよい結果は与えられません。自分から取りにいかなくては!そのためには、与えられたものに対しても、自分で「調べる→考える→必要なものを選ぶ(優先順位をつける)→実行する→結果を再考する→次に活かす」という過程が大切だと思います。それができるように私は子どもたちを導いていきたいと思います。受験に限らずこの過程はすべてにおいて重要だと思います。                高校部 牧田

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