進学塾ism

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講師ブログ

つい先日にセンター試験が始まったかとおもいきや、気づいたら国公大学立二次試験まであと1ヶ月、これから2月に入り入試ラッシュが始まりますね。ここから皆さんは全国各地に赴き、今まで培ってきた実力でもって人生最大の大勝負に挑むことになります。緊張や不安を感じることもあるでしょうが、今までやってきた自分を信じていつも通りやりましょう!皆さんが笑顔で合格の報告に来てくれるのを楽しみにお待ちしています。
ところで、大学受験と聞くといつもふと頭をよぎる思いがありまして、それは「はたして皆は大学に合格した後、数学の意味を考えることがあるだろうか」ということです。
もちろん、大学の中には数学を専門に追究していく分野に携わる人もいるでしょうし、もっと身近なところで考えれば数学の先生になりたい人は一生数学と関わることになるでしょう。しかしながら、そんな例はやはりごくごく一部であって、ほとんどの人にとっては今後の人生で高校数学レベルどころか因数分解や一次関数、どころか下手をすれば三角形の面積を求めることすらとても稀なのではないしょうか。
4月の春期講習の時に高1の生徒にこんな質問をした覚えがあります。「数学ってなんでやらなあかんと思う?」高校受験で一生懸命数学の勉強をしてきたはずの生徒たちが皆困った顔をします。さらに続けます。「XとYがいくつとか、この三角形の辺の長さがいくつとか、なんの為にやっとると思う?」生徒の1人が答えます。「大学受験に必要だからじゃないですか?」なるほどなるほど、確かに正解の1つではあります。「じゃあ大学行かん人は数学やらんくていいんや?」また皆困った顔をします。まあ実際には数学を使わず大学受験をする人もいるので、これは少しイジワルな返し方だったかもしれませんね。
これはあくまで私個人の考え方でありますが、数学とは常に『じゃあどうするか?』を考え続ける学問なのだと思います。『公式を当てはめるでは解けない、じゃあどうするか?』『参考書には解き方が載ってなかった、じゃあどうするか?』『今まで見たこともない問題が出た、じゃあどうするか?』これを自ら考え、自ら一手先、一歩先へ進んでいける力を養う。それが数学の本質であり数学を学ぶ意義なのではないでしょうか。ハッキリと言ってしまえば、社会に出てから二次関数が出来なくて困ることはほぼないです。サイン・コサイン・タンジェントなんて忘れてしまう人がほとんどでしょう。しかしながら、これから社会へ羽ばたいていく皆さんの前には、今は予想すら出来ないほどの大きな問題が立ちふさがることが少なからずあると思います。そしてその具体的な解決策は学校でひとつひとつ教えてくれるようなものではありません。でも困難にぶち当たった時こそ、数学で培った『じゃあどうするか?』をぜひ使ってみてください。きっと解決策を見つけることが出来ると思います。そしてそんな時にこそ、ふと数学の教科書をもう一度開いてみてください。きっと理由もわからず解いていた問題が少しは面白く感じるはずです。皆さんに今数学の面白さをわかれというのはなかなか難しいかもしれませんが、将来なにかの時にそれを感じてもらえたら私はすごく嬉しいです。
                       高校部  角谷

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