講師ブログ
2017年4月24日
19歳
過ごしやすい季節となりました。
新学期も始まり、新たな気持ちで目標や夢に向けて日々過ごしている
人も多いと思います。特に、大学受験に再び挑む受験生にとってこの
一年にかける思いは人一倍強いはずです。
リベンジを心に誓い、この一年で結果を出すと意欲に満ち溢れていると
思います。どうか「今」の気持ちを常に抱いて、うまくいかない時があって
も全力で一年を送ってほしい、そう切に願います。こう思えるのも20数年
前私も同じ経験をしました。確かに浪人生活は辛いときですが、
その時に出会った先生や仲間は大きな影響を与えてくれ、そのおかげで
今日の自分が形成されたと言ってもいいくらいです。
元巨人、現在アメリカ大リーグ、シカゴ・カブスの上原浩治投手も
浪人体験の思い出が今ある自分の原点だそうです。
その象徴が背番号「19」。19という数字は浪人体験をした19歳の
時の苦しさを忘れないようにという思いで付けているそうです。
浪人の1年は本当にきつかったが、あの1年があったからこそ、
野球でしんどい場面があっても、背番号を見て、「19歳の時に比べ
れば、好きな野球を仕事にしている。そんな幸せなことはい」。
だから苦しい場面でも重圧をはね返すことができると言っています。
そして、「浪人した19歳の時が一番つらかったが、あの時勉強した
から今がある。もしスムーズに現役で受かっていたら、今の自分は
ないかもしれない。だから振り返ると、あの1年があって良かった。
もっと野球が好きになりましたから」ともコメントしていました。
改めて浪人の1年を振り返り、自分でもようやったなと思います。
僕は今でも「尊敬する人」を聞かれると、「勉強している浪人生」と
答えるんですよ。それくらい大変だってことを、身をもって経験しました
から、受験生には本当に頑張ってほしいなと思います。
大学を再受験する卒業生もいます。
勉強以外に多くのことを学ぶ浪人体験。
様々な苦難を乗り越え、一層成長し、第一志望合格を勝ち取ってほしい。
始まりの時期である今だからこそ強く願います。
高校部 磯和