進学塾ism

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講師ブログ

 「今年は暖冬」と言われても寒いものは寒いので、いつか本当に半袖で過ごせるぐらい暖かい冬が訪れるのを待ちわびている高校部の角谷です。
 さて、高校部は現在、高3生が大学入試現体制最後のセンター試験を終えここから本格的に私立大学、また国公立大学の二次試験を迎える時期が差し迫ってきました。
 毎年この時期になると、自分自身の大学受験の経験を思い出すのですが、自分は高校生の頃はずいぶんとちゃらんぽらんな性格で、大学受験のことを考え始めるのも準備を始めるのも相当遅いほうだったように思います。ただ、1つ決めていたことがあって、それは「ここまで真剣にやってこなかったのは自分の責任なのだから、1校だけ全力で受けてダメだったら潔く就職しよう」ということでした。
 その結果、受験した大学も1学部の1日程のみの一発勝負で、受験直前の模試の結果でも勝率五分五分というところでしたがなんとか合格できました。今思えば若さゆえのトガった考え方であったと冷や汗をかきそうになりますが、その一方で当時それだけの決意と勢いがなければあんなに受験勉強を頑張れてなかったかな、とも思います。
 もちろん今生徒たちに大学を1校のみに絞れなんてとんでもない事は言えませんし、生徒がそんな事を言ってきたら考え直すよう全力で説得しますが、受験に向けて「自分の中で決意を持つ」という事だけは生徒たちに伝えたいと思います。
 日本の大学進学率は現在50%を超えると言われています。大学の数も増えてきましたし、正直選ばなければ誰でも大学に入れると言われている時代です。それでも大学に行くことは「当たり前」ではなく、自分で大学に行くと決めた以上は確固たる決意を持って挑んでもらいたい、そしてその決意が力となり生徒たちの合格への後押しとなってほしい、そう願うばかりです。

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