進学塾ism

お知らせ/コラム

講師ブログ

 伊勢市駅を出ると風鈴の音が鳴り響き、ISMの校舎に近づくにつれてセミの鳴く音がしてきます。今は8月、夏真っ盛りです。
 昨年からセンター試験が大学入学共通テストに変更になり、英語全体の点数に対するリスニングのウェイトが大きくなりました(もちろん、大学によって傾斜配点が異なるので一概には言えませんが)。やはり、それに伴って特に受験生からリスニングに対する質問が増えてきました。具体的には、「リスニングの点数の伸ばし方」です。
 リスニングはある意味、総合競技です。リスニング独自の力に加えて、単語力・文法力・長文読解力のいずれも必要です。リスニングが苦手な人は、以下の点に基づいて、最近解いたリスニングの問題を見ながら、自分自身が何でつまづいているのかをチェックしてみてください。
①1文1文で使われている単語・熟語の意味はわかるか。
②1文1文の意味は理解できるか。
③ある一定の速度(リスニングで読まれる速度)でその文章を返り読みせずに読めるか。
④スクリプトを見ながら、設問に正答できるか。
⑤1つ1つの単語の発音は覚えているか(特に読み方が特殊なもの)。
⑥英語の発音のルール(リエゾン)を理解・認識できているか
①~④でつまづいている人は、そもそもリスニングが苦手というよりは、その前の時点で穴がある可能性が高いです。日々の英語の学習量を増やしていく必要があります。
⑤はaisle(アイル)、allow(アラウ)、clothes(クローズ)、cicada(シケイダ)など綴りと発音が一致しない(ように見える)ものなどの発音上の知識をおさえる必要があります。
⑥は複数の単語がくっついて発音されたり、場合によっては一部の文字や単語が発音されないような場合(windbellが”ウィンベル”のように聞こえる)もあるので、その経験値を高めていく必要があります。
 課題を発見しその課題を克服していく道中に、成長の種は隠されています。
 ISMの高3生たちを中心に、夏期期間中は朝から晩までマナビスでヘッドホンをつけ、しっかりと授業に傾聴し頑張っています。
 ありたい自分であるために、今できることを精一杯頑張ってください。僕らと一緒に成長していきましょう。そして、時には外の音にも耳を傾けてみてください。季節を感じ、あの夏は生涯一番頑張ったと誇れるような、そんな夏にしましょう。
高校部 斧

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