講師ブログ
2023年10月16日
忘れ物から得た学び
小俣校 東山渉弥
こんにちは小俣校の東山です。猛暑も落ち着きを見せ始めて、心身共に少し余裕を持てる日々になってきました。余裕が出来ると気が抜けてしまい、つい失敗をしてしまうことがありますよね。
今回は私の失敗談とそこから学んだことを紹介したいと思います。
ある休日に友人と食事をすることになり、外出準備をして、時間通りに集合場所に着き、友人と話していた時です。
ふといつもの手癖でポケットのスマホを見ようと手で確認したときにスマホが無いことに気が付きました。
カバンの中を探しても見つからず、そこで初めてスマホを家に忘れたことを自覚しました。
最初はとても焦り、怖くなりました。
「急ぎの連絡があったらどうしよう。」
「電話をしないといけないことが起きたらどうしよう。」
「とにかくスマホが近くに無いと落ち着かない。」
と最初の5分は考えていたのですが私は良い意味でも悪い意味でも単純な性格をしているらしく、目の前の人との会話を楽しみ、食事に集中して、目の前のことだけを考えて過ごしていたら、いつの間にかスマホの存在を家に帰るまで忘れていて、特に問題もありませんでした。
また自然と「今日は1日楽しかったな。」と感じたのです。
確かに日常生活でスマホが無いと不便なことは多いと思います。
ただその反面、便利すぎて目の前の大切な時間に目を向けられなくなっている人が多いのも事実です。
「スマホなんて無くてもいいや。」くらいで生活したほうが実は人生が豊かになるかもしれませんね。
本当の豊かさとは目の前にあるものを大切にすることで感じられるものであり、存在しない幸せを探し求めることではないのかもしれません。
『貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ。』
世界一貧しい大統領と呼ばれるウルグアイ元大統領のホセ・ムヒカさんの言葉です。
私はこの言葉がとても好きです。
私自身無限の欲を満たそうとしていた時期があり、そして、虚無感しか残らなかった過去があるからこそ、今でも人生の教訓として大切にしています。
皆さんも「スマホを見ていたら何か面白いものがあるかも。」とスマホを無意識に確認することが増えてきたら、1日くらいスマホを家に忘れてみてはいかがでしょうか。
さて、ここまで書いてきましたが最後に今回の話のオチとしては
『家に帰ってスマホを確認しても何も問題がなかったこと』です。
私の友人・家族はその日たまたま全員忙しかったのかもしれませんね。