講師ブログ
2010年9月9日
読書考
まだまだ暑い日が続きます、皆さまはいかがお過ごしですか?
小中部の大川です。
9月に入り、食欲の・スポーツの・読書の秋になりました。
私は食べることも、体を動かすことも、本を読むことも大好きです。
しかし、読書はここ5年子育てに追われしたくてもできない!状態でした。
やっと下の子の夜泣きが徐々に減り、時間の余裕を持てるようになり再開
楽しんでいます
思えば本を好きになったきっかけは、小学1年のとき担任だった堀先生との出会いでした。
場所は京都府相楽郡加茂町立加茂小学校。
自然豊かな田舎の小学校でした。(今はどうなのかな?)
堀先生はまだ20代後半で、小柄で笑顔の素敵な方でした。
内気で引っ込み思案の少女大川は、双子の姉に付き添われ泣く泣く学校に行っていました。
先生は毎日一冊必ず絵本を読んでくださいました。
それが楽しみで学校も行けるようになった記憶があります。
小学3年の冬、父の転勤で三重へ引っ越すことになりました。
最後の日堀先生に職員室に呼び出され、「好きな本をもっていきなさい」と内緒で本をプレゼントされました。
私は「島ひきおに」と「花さか山」を選び、先生とお別れをしました。
世界を広げてくれたこの2冊は、私の宝物です。
国語を担当しているので「読書はどうすればするようになりますか」と聞かれます。
自分の好きなジャンルから読みはじめるのがいいと思います。
興味は人それぞれなので、自分の関心を満たす内容を見つけることが重要です。
いろんなものにあたって、自分の嗜好を探ってください。
本を読み進めることができるのは、「つぎはどんな展開になるのかな?」という期待が心にあるからです。
その一種謎解きに似た気持ちが、読書を持続させ、読書欲を育てます。
本を読む楽しさは、心の余裕がないとなかなか味わえないものだな。と子育てを通して実感しました。
さてこの秋は何を読む?