進学塾ism

お知らせ/コラム

講師ブログ

 小中部の松島です。
中3生も高3生も受験本番です。
 この時期いつも思い出すのは、ぼくがまだ塾講師をはじめて間もないころの中3の女の子です。彼女はどちらかというと大人しく、繊細な性格でした。受験期になってからは、「入試どうしよう、どうしよう」「もう受からへん もう無理」とネガティヴな言葉しか出てきませんでした。いつも授業後は、質問対応をしながら彼女の悩み相談を聞き、何とか前向きに頑張れるようにアドバイスする日々が続きました。まだ、僕自身も講師としての経験も浅く、適切なアドバイスができていたかは疑問でしたが、ただただぼく自身も一生懸命でした。
 そんな彼女の態度が一変し、勉強に集中できるようになりました。彼女にたずねると、「わたし、一生懸命がんばることにしたんさ!!」ととてもシンプルな回答が返ってきました。彼女は、学校以外のプライベートは勉強時間にあて、平日でも毎日平均10時間は勉強してました。
 そして入試当日。テストの終了時間に合わせてぼくは、入試会場で彼女を含む塾生を出迎えました。彼女に「どうやった?」とたずねると、「結果はわからんけんど、精一杯がんばった! やることはやった! もう悔いは何にもないわぁー!!」と、とてもすがすがしい表情で言ってくれました。そんな彼女の晴れやかな笑顔を見たとき、ぼくは全身が感動で震えたのを今でも思い出します。
 今、受験を迎えて不安な毎日を過ごしている人もいると思います。不安をゼロにすることは無理かもしれませんが、不安を和らげることはできるはずです。それは、『一生懸命がんばること』ぼくは、彼女から教えられました。 
 
   受験生のみなさん 『頑張れば、顔晴れる』 
 この春を笑顔で迎えられるようにがんばってください。
 PS. そのがんばった女の子は顔晴れた笑顔で春を迎えました。

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