進学塾ism

お知らせ/コラム

講師ブログ

  高校英語担当の磯和です。 
 
  新学期が始まりました。みなさん高校生活にも慣れたでしょうか。学校生活は楽しいものの、勉強となるとどうも…という人も多いのではないでしょうか。とりわけ、高1・高3生の中には学習面で苦労している人も多いと思います。
  高1生は授業のスピード・宿題の量・予習(復習)の大変さなど中学との勉強の違いを痛感しているでしょう。高3生(特に国公立大学志望者)はこれまでテスト前しかやってこなかった5教科7科目の勉強をどう習慣づけ、スケジュール化していけばいいのか、教科の優先順位をどうすればいいのかに思い悩み四苦八苦しているものだと思います。
  先日、勉強の悩みを抱えている子どもたちと面談しました。
 
  面談した高1生:学校の宿題に追われ寝るのが2時・3時になってしまいます。予習もしないといけないし、復習しないとやった内容を忘れてしまうし、どうしたら効率的にやれるのでしょう?
  面談した高3生:やらなければいけないことが多すぎて何から手をつければいいのか分かりません。宿題の量は減らないし、学校の授業もあるし、受験勉強に多くの時間をかけることができないんです。どうしたらいいでしょうか?   
  僕なりのアドバイスはしましたが、それが当人にとって最善で、効率的なものであったかどうかは分かりません(そうあって欲しいと思ってアドバイスはしますが)。万人に当てはまる勉強法などありえないからです。要は、現状を少しでも変えようとまず前進することだと思います。その過程で自分なりの学習に対する工夫や要領がつかめてくるのではないでしょうか。試行錯誤と学習時間が勉強に対する悩みを解消してくれるはずです。
  高3年生の授業で扱った英文に以下のような内容のものがありました。学習に対するアドバイスとして参考にしてみてください。
  間違いが人間の思考の基礎にある。間違う技術をもっていなければ何にせよ有益なことはなし遂げられないだろう。われわれが考えを押し進めていくのは、正しい選択肢と間違いの選択肢の間で選択することによってであるが、間違った選択も正しい選択と同じ頻度でなされる必要がある。われわれはこのようにして人生をうまくすごしていく。われわれは間違いをするようあらかじめ定められており、誤りをおかすよう仕組まれているのである。
  学習は「試行錯誤によって」なされるというよく知られた言い回しがある。常にそのように言うのはなぜなのか。「試行適正によって」とか「試行成功によって」とどうして言わないのか。古い諺がそういう表現で言っているのは、試行錯誤こそが学習がなされるやり方だからである。
   学習とは確かに試行錯誤によって徐々に形成されていくものだと思います。
           悩みつつ  前進しよう  何事も  
 

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