進学塾ism

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講師ブログ

皆さん、最近寒暖の差が激しいですが、体調を崩されてはいませんか。
小中部の世古です[emoji:i-228]
さて、今回は題名の通り、「COACH」[emoji:i-189]のお話です。「COACH」と言っても、ブランドのバッグや財布の話をしたいのではなく[emoji:i-229]、コーチ(馬車)から転じてできた「コーチング」の話です。
コーチングとは人を育てるための一つの方法で、統一的な考え方を押し付けるのではなく、あくまで個人を尊重し、個人の考える力を育てることを目的としています。具体的なスキルの指示はせず、足りないことを指摘することもしません。相手が何かに気づいてくれるようヒントを与えるような語りかけをするのです。
このコーチングを意識した授業を展開していくことが今の私の目標です。
「教えたことはできるのだけれど、応用がきかない子が増えている。」とよく耳にします。その原因は「意識がないから」だと思います。
では、どうしたら意識をもてるのか。その本質は子どもたちではなく、自分たち大人にあるようです。
ついつい「これをしなさい。」「こうしなさい。」という指示をしてしまいがちですが、それではただやらされているという気で終わってしまい当事者意識が育ちません。他人から「やれ」と言われても、人から言われたことは忘れてしまい、自分自身で腑に落ちないことには、次の行動につながらないのです。
当事者意識を持たせ、考えていなかったことを考えさせる。そうすると子どもは意識のアンテナを立て、レベルを高めることができるはずです。
周りの大人がうまくコーチングをすれば子どもの可能性はどんどん広がっていくのです。
先日、小5の子どもたちに、「漢字テストがあるから、満点が取れるようにするにはどうしたらよいのか考えて勉強してきてください。」という宿題を出しました。
すると、勉強の仕方は人それぞれでした。いつものようにノートに一行ずつ書いてきた子や、広告の裏に問題を書いて練習してきた子、ノートの答えの部分を隠し、問題部分だけを見て書けるように練習してきた子、指で書いて練習した子、じっと目で見て勉強した子。
子どもたちはさまざまな勉強法でテストにのぞみましたが、結果は満点をとれなかった子もいました。
ここからがコーチングの基本です。満点をとれた子は褒める!そして「今後も忘れないようにするには?」「他の子も満点をとれるようにするには?」と新しい語りかけをする。とれなかった子には、「何を改めればよいのか?」と語りかける。この繰り返しが、応用力につながるはずです。
授業だけでなくすべての時間において、コーチングとしてどう接するべきかということをしっかり考えて、子どもたちに向き合っていきたいと思います。
ISM生の皆さん、どうか私の語りかけに耳を傾けてくださいね[emoji:i-239][emoji:i-85]
COACH(馬車)が人を目的地に運ぶように、私たち大人も責任をもって子供たちを夢実現まで導きましょう。坪内逍遥も言っています。「知識を与うるよりも感銘を与えよ。」
塾講師をはじめた一年目に保護者の方からいただいた「COACH」のキーホルダーを今でもお守りのように持っていますが、新たな思いを込めてこれからも大切に持ち続けようと思います[emoji:i-199]

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