進学塾ism

お知らせ/コラム

講師ブログ

みなさん、こんにちは。
小中部の大川です。
今日は、小学校の低学年での取り組みを紹介します。
現在小学校1・2・3年生の子たちに、「自主勉ノート」
という宿題を出しています。
このノートはその名の通り、自主的に勉強したことを記すノートです。
このノートには
①自主的に学ぶ姿勢を育てる
②ノートの書き方の工夫を学ぶ
③計画を持って取り組む力を養う   というねらいがあります。
勉強する内容や、取り組み方は子どもたち自身で決めてもらいます
2冊のノートを交互にやり取りし、交換日記のようにこまめに見ていく中で、
子どもたちの反応を見ています。
まだ取り組んで半月足らずですが、やってこない子が予想していたより多い
ということがわかりました。
理由については、さまざまでした。
「何やったらいいかわからんかった」という子もいれば、
「学校の宿題がたくさんあった」「ならいごとでできひん」
という子もいました。
ノート1ページに要する時間は、内容にもよりますが
計算問題や漢字ドリルで考えると多く見積もっても15分。
1週間に1ページするのも難しいほどの生活を送っている子はいない
と感じていました。
では、なぜやってこれなかったか。
もしかしたら、やらされていることが「勉強」であると思っているのか。
さまざまな課題がみえてきます。
その中でやはり核になる問題は「自主性」というところではないか、
と感じています。
私が危惧することは、「勉強」=面倒なこと・楽しくないこと であると
子どもたちが思ってしまっているのではないか、ということです。
自らすすんでしてくるには、低学年の場合
「楽しさ」や「面白さ」が必要不可欠です。
その中から「知りたい」や「わかりたい」が生まれてくると思っています。
今一度自分の授業を根本から見直し、
子どもたちに「楽しさ」や「面白さ」を感じて
もらえるような内容を考えなければ、と思い気が引き締まりました。
自主勉ノートには、なにをやってきてもいいよ、というと
「絵かいてきてもいい?」「日記かいてこよかな」という声があがります。
段階をおって、ひとつひとつできることを増やす指導をしていこうと思います。
まずは「学ぶ」ということをもっと身近な生活の延長上にあるものとして
取り組める環境を作っていきます

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