進学塾ism

お知らせ/コラム

講師ブログ

先日実家の父から、納戸の整理をしていたら私の荷物が出てきた、
いらないものなら捨てたいのだが、という連絡がありました。
荷物の中身を聞くと、
大学時代のレポートや教育実習の実習記録である、とのこと。
15年もの間必要と感じることなく、というより存在すら忘れて過ごして来たもの。
「捨ててもいいよ」と返事をし、一件落着…のはずでした。
教育実習は確か大学3年の秋にありました。
中学2年の国語を担当。教える教材は太宰治の「走れメロス」
当時はまだ実習報告を所定の用紙に手書きで書き、
担当教師に提出していました。
教材研究は参考文献を読み、私なりに「走れメロス」を読み解き、
授業案では、生徒がどう読みどう感じるか予測をたて、進行を考えました。
実習期間が終わるころには、報告書類はかなりの分厚さに。
実際の授業は、うまくいかないことの連続でしたが、しかし楽しかった
約40人の生徒たちとの躍動感あふれるやりとりは刺激的で、
ときには感動的でもありました。
今でも思い浮かぶ生徒たちの顔と名前…。
その当時のことを思い出したことは、
今塾講師になった自分を見つめなおすよい機会になりました。
学校と塾は一般的には目的の異なる機関のようにとらえられがちですが、
私は「教育」という点において本質は同じであると考えています。
違うのは、教える方法・手段です。
塾の授業では限られた時間の中、知識や解法を教えることが中心になります。
でも、その授業を通して「国語」という教科(ひいては日本語)の魅力を伝え、
子どもたちに好奇心・向学心を高めてもらうことを最終目的としています。
子どもたちの心身の健全な成長に学習面からアプローチし、
自ら目標をたて努力を重ねることの大切さを説いていきたいと思っています。
子どもたちとの、まさに一期一会の出会いを大切に
ISMの教育方針に挙げた、全人格的人間の育成を実践していきます。
すぐ父にリダイアル
「やっぱり捨てずに置いといて、今度帰った時見てから考える」
立春を過ぎ、暦の上では春です。
が、まだまだ寒い日が続きます。
今週は県立高校の前期選抜試験があり、
受験生のみなさんにとっては大切な時間が続きます。
最後まであきらめずに粘り強く、勉強に励める環境を整えて
大川はISMで待ってます。
みんながんばろ!

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