進学塾ism

お知らせ/コラム

講師ブログ

高校数学担当の青木です。
10月に入ってから、次のような報道がありました。
『政府の教育再生実行会議(座長、鎌田薫・早稲田大総長)が、国公立大入試の2次試験から「1点刻みで採点する教科型ペーパー試験」を原則廃止する方向で検討する。
2次試験からペーパー試験を廃し、面接など「人物評価」を重視することで、各大学に抜本的な入試改革を強く促す。』
大学入試とは何なのでしょうか。大学で学問をするための基礎学力があるかどうかを問う試験です。大学とは、学問を行う場という原点に立ち返るべきであると思います。大学入試が日本の教育の在り方を歪め、ひいては社会全体に悪影響を及ぼしているという議論があちこちに見られますが、本当に現行の大学入試が悪なのでしょうか。一生懸命に努力をして、基礎学力を積み重ねてきた人間を評価するというのも1つの大切な尺度です。問題なのは、誰もが大学に行く必要がないということです。誰もがスポーツの才能があるわけではなく、音楽の才能があるわけでもありません。学問もまた、1つの才能であり能力でしょう。それぞれの能力が生かせる場所に進むべきであり、どの能力が立派ということもありません。求めれているのは、価値観の変革です。高度経済成長が終わり、成熟した社会になった今、みんなで同じことをする必要はありません。それぞれ自ら極めようとした道で、時に競争し、時に協同していくことが大切だと思います。
さて、11月17日にISMの広告が新聞折り込みされます。今回の広告では、ISM小中部のインタビューが掲載される予定です。そのインタビューでは、ISMの原点とは何かを探るものとなりました。日々、生徒と接している中で、埋没しがちな原点を改めて実感しました。原点を大切にしながら、それをさらに深化していくことがISMの教育理念である「夢発見・夢実現」を具現化していく道だと思います。
これから、高校入試・大学入試を迎える中3生・高3生の皆さんも自分の原点とは何か問い直してみてください。

ページトップに戻る