講師ブログ
2018年12月9日
伸びる子と伸びない子の差
さて、高校入試も受験する高校を決める時期になりました。
私立高校の入試前、公立中学校では今週から三者懇談が始まるところが多く、そこで学校の先生と今後の進路の大筋を決めることになります。
私立高校の専願、推薦に関してはここでその申し込みをすると、公立や国立、他の私立高校には合格したとしても入学できません。
推薦や専願での入試を考えているのであれば学校の先生とだけでなく、ご家庭で納得がいくまで話し合いをしてからでないと後悔することもあります。
慎重に話を進めていただければと思います。
さて、話は変わりますがここ一年でかなり偏差値が上がった生徒が一人おりますので、その子がどういったやり方や考え方で成績を伸ばしてきたのかを、他の受験生の参考になるかは分かりませんがご紹介致します。
中学二年の頃に私が担当をし始めたその子は、入塾当時は行ける高校はほぼ無いような状態でした。
ただ、何回か見ているうちに「この子は化けるかも」と思うようになりました。そう思う理由はいくつかあります。
①自分が納得がいくまで、どれだけの時間がかかってでも解説をしてほしいという姿勢を崩さない
②やるべきこととやりたいことを区別できる
③自分の弱点をよく理解している。またそれに対しての正しい対処法で克服しようとする。
主にこの3点でしょうか。
特に私がすごいと思うのは①です。
塾ワークに限らず、学校のワークやテスト前に配られた対策プリント等、自分が解説を読んでも解き方に納得がいかなかったものはすべて授業中に質問しまくります。
まぁ、これは個別指導会の生徒ならではというか、強みですね。
また、その子はほぼ毎日塾に自習しに来ます。
ただ、時間を無駄にするような自習ではなく、学力テストや定期テストで点を落としがちな単元から優先順位をつけて、効率よく自習します。
②は自制心が必要ですね。誰でも無意識に好きな科目の勉強をしたがるものです。
③は自分の弱点を見つけるのは割りと簡単ですがその正しい対処法を実行している子は少ないですね。逆にこれがしっかりと出来ているレベルの子は三重の中南勢でいけない高校は無いと思います。
一番手っ取り早いのは各科目の担当の先生に何をどうしたら良いのかを聞くことですね。
その科目のプロフェッショナルな訳ですから、自分が思ってなかった方法を教えて貰えることもあるでしょう。
今、この子は伊勢地区で行けない高校は無いというところまで学力を伸ばしました。
それに伴ってついた「やればできるんや」という自信こそが、その後の人生の一番の宝です。
受験生の皆さんも、今こそがその宝を手に入れる時期です。
みんな出来ます。
逃げずに、立ち向かいましょう。
個別指導会 出口