進学塾ism

お知らせ/コラム

講師ブログ

皆さんには、将来やってみたいことってありますか。
それは、将来就きたい職業でも、行ってみたい場所や、食べてみたいものでも、経験したいことなど、どんなことでも構いません。
「自分はこれが好き」っていうものがあれば、それが1つの個性であり、自分を語る上で重要となるものです。人によっては、それがきっかけとなり、進路や職業を決める道しるべにもなります。
高校1年生は今後文理選択を、高校2年生は進学する学部を少しずつ決めていく時期になります。高校3年生も受験する大学をより具体的にイメージしていくことになります。
「本当に自分がやりたいと思えること」を見つめなおすいい時期になると思うので、科目の学習とはまた別の大切な時間をしっかりとって考えてもらいたいです。
私が将来就きたい職業を決めたのは中学3年生のときでした。
当時通っていた塾は、授業もわかりやすく、おもしろく、また色々な中学校の子たちと仲良くなり、学校とはまた違った魅力がありました。
ときには、授業が終わって友だちが皆家に帰ってからも、一人で塾に残って、先生たちの教室の掃除を手伝ったりしました。先生たちにとっては迷惑だったかもしれませんが(笑)そのくらい、塾という空間が好きでした。
そして、ずっとこの空間にい続けたいと思い、塾講師になることを決めました。
その後、高校に進学して、その塾に通わなくなってからも、その塾の先生(特に英語・数学)のことを思い出し、またいつ出会っても恥ずかしくないように(怒られないように(笑))英語と数学だけはきちんと努力し続けようと心に決めて勉強していました。そのくらい、私にとってその塾の先生たちの影響力は強いものでした。
将来の職業なんて、全く見当もつかないという人もいるとは思いますが、自分は何が好きなのか、どういったことに興味を持つのかをよく考えてみましょう。ヒントは、科目の勉強の中にもあります。
例えば、「三人寄れば文殊の知恵」(凡人でも三人集まって相談すれば、いい知恵が浮かぶものだ)という慣用表現がありますが、「文殊って誰だろう?」という疑問は浮かびませんか。そこで辞書を引いて調べてみると、釈迦(しゃか)の左側に仕える文殊菩薩(ぼさつ)(知恵をつかさどる菩薩)だということがわかり、すっきりします。
また、和英辞典を引いてみると、Two heads are better than one.(1つの頭よりも2つの頭が良い)と出てきます。(日本語と比べてなんのひねりもない表現ですね。)
数学なら、「素数ゼミ」(セミは英語でcicada(しけいだ))や「フラクタル」、
理科なら、「太陽がどのように宇宙を移動しているか」、
社会なら、「江戸時代にちょんまげが流行した理由は命を守るためだった」とか、「同じ時代(18世紀後半)のフランスでは、女性が頭の上に船をのせていた」とかなども調べてみるとおもしろいかもしれません。
受験や定期試験だけに特化せず、たまにはわき道にそれてみることで、自分の興味を刺激するようなことに出会えるかもしれません。そして、その中で、寝食を忘れて考えたいくらいの自分なりのテーマを見つけることもできるかもしれません。
そうやって、自分の好きなことを追求していってもらえればいいなと思います。
私は、塾の先生に出会って、夢発見・夢実現ができました。
今後はみなさんの夢発見・夢実現を応援する立場として、精一杯バックアップします!
高校部 斧

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