進学塾ism

お知らせ/コラム

講師ブログ

小中部の朝比奈です。
先日、web上で中学理科の映像授業をされている方が、
「理科はほぼ暗記です」と言い切っておられました。
ところが、現場では暗記の無力さを日々痛感していまして、
努力しても結果に結びつかずに悩んでいる子の姿を見ています。
もちろん、どんな教科・学問にも暗記の要素はあります。
漢字、英単語、数学公式、用語、定義、化学式・・・などなど。
それを暗記することはもちろん必要なのですが、
それだけでは絶対に解けない問題が多々あります。
それに、「なぜそうなるのか」を考えて、
理解して、正解する方が絶対に面白い。
「よくわからないから覚えよう。よし、解けた」では全然面白くない。
だから、私は授業中に「いいから覚えなさい」とほとんど言いません。
むしろ「なるべく丸暗記は避けて、なぜそうなるのかを理解しましょう」と言います。
すると、暗記癖がついている子には苦労させることになるのですが、
そこはしっかりとフォローをして、授業の前後に1:1で話しながら再度解説します。
本当に理解できたかどうか、対話しながら確認します。
その方が絶対にいい。
理科に限らず、まじめにがんばっているのに結果が出ないという方は、
ぜひ、暗記不足よりも理解不足をうたがって欲しい。
「なぜそうなるのか」を考えて欲しい。
そして、わからないところが見つかったら、そこを深掘りしましょう。
そこから、「結果」と「面白さ」という泉が湧き出てくるはずです。

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